HOT NEWS

JNAが「ネイル白書 2025」を発刊

NPO法人日本ネイリスト協会(JNA/仲宗根幸子理事長)は、2025年3月1日(土)、ネイル市場の最新動向を示すネイルマーケットリポート『ネイル白書 2025』を発刊した。JNAはネイル産業の現状を正確に把握し、今後の発展の指針とする目的で市場調査を行っており、2008年10月に第1号を発刊し、今回が第8号となる。本号では、パンデミック「新型コロナウイルス感染症」が収束し、そこからどのようにネイル産業が復活するのかという現状を出来るだけ正確に把握することに努め、今後のネイルがより社会に浸透するための取り組みについても探っている。「ネイル白書 2025」の概要は下記のとおり。

ネイル白書2025_表1

【「ネイル白書 2025」の概要】

2023年のネイル産業全体の市場規模は前年比105.3%の2,047億円

世界的なパンデミックとなった新型コロナウイルス感染症の区分が、2023年5 月、2類から5類へと移行した。日本のネイル産業全体の売上はそれ以前の2022年には回復傾向に転じ、つづく2023年市場についても伸長し、ネイル産業全体の市場規模は前年比105.3%の2,047億円と推計した。2022年につづき2年連続で伸長しており、コロナ禍前の2019年の水準には達していないが、順調に回復へと向かっている状況にある。ネイルサービス市場は2023年に1,531億円(前年比106.0%)でネイル産業市場の74.8%を占めており、サービスメニューでは、ネイルケアとフットケアが伸長している。消費者向けネイル製品市場は2023年に454億円(末端価格ベース)であり、前年比103.4%の伸長となった。当該市場は、直近10年間では2020年を除いて拡大基調で推移している。ネイル教育市場は2023年に62億円、前年比99.6%で微減推移となった。

2023年のネイルサービス市場は前年比106.0%の1,531億円

2023年のネイルサービス市場は前年比106.0%の1,531億円であり、2年連続で伸長した。施設数は2021年には早くも大幅増となり、2021-2023年の間に7,400件増加したと推計される。施設数の急拡大に対し客数の回復は追いついていないことから、1店舗あたりの売上高は低位となっており、低額サロンの増加などの要因もあって価格競争が激しくなっていると推測される。

2023年の消費者向けネイル製品市場は前年比103.4%の454億円

2023年の消費者向けネイル製品市場は454億円(末端価格ベース)であり、前年比103.4%の伸長となった。当該市場は、直近10年間では2020年を除いて拡大基調で推移している。拡大している要因として、ハイブランド製品の需要拡大や、ネイルケア製品の需要拡大が挙げられる。

  • ■体裁:A4サイズ、207頁
  • ■定価:66,000円(税込)※JNA会員は会員価格が適用
  • ■発行:NPO法人日本ネイリスト協会
  • ■制作:総務委員会ネイルマーケットリサーチ プロジェクト
  • ■調査協力機関:株式会社矢野経済研究所
  • ■発行:2025年3月1日
  • ■購入方法:JNA WEBサイトから