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美容考古学研究所が「第4回 美容考古学フォーラム」を開催

学校法人国際文化学園(荘司礼子理事長)は、2024年7月26日(金)、美容考古学研究所(村田孝子所長)による「第4回 美容考古学フォーラム」を国際文化理容美容専門学校渋谷校(東京都・渋谷区)で開催した。第4回目となる今回のテーマは、「縄文土偶のはなし―縄文土偶とはいったい何なのか?―」で考古学者の原田昌幸氏を招き行われた。縄文土偶とは、縄文時代に信仰・儀式のために作られた呪的遺物であり、造形・デザインの奇抜さから美の根源としては欠かせない存在のひとつとなっている。土偶の起源は、縄文時代草創期半ばに、四肢・頭部を欠いた板状の造形(縄文のトルソー像)から始まり、縄文時代中期に立体的な頭部・四肢が形成された立像型、縄文時代の後期には、両眉・目など顔の表現に加え顎には髭を表現した円形の刺突文が施されるなど、時代・地域ごとに変化した。土偶に施された装飾が、学術的な着眼点だけでなく、現代の美意識・デザインから評価し「原始美術の文化財」になると原田昌幸氏は語った。