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理美容教育センター「第12回定時社員総会」を開催

公益社団法人日本理容美容教育センター(理美容教育センター/谷本穎昭理事長)は、2024年6月26日(水)、理容美容教育センター(東京都・渋谷区)において、「第12回定時社員総会」を開催した。開催にあたり谷本穎昭理事長は、総会で討議する主な議案「令和5年度決済」「役員改選」「令和5年度事業報告」「令和6年度事業計画」「令和6年予算」「教科書・通信教育費の料金改定」について発表するとともに、「理容美容教育センターの躍進に向けて議論したい」と思いを伝えた。つづいて、厚生労働省健康・生活衛生局 生活衛生課長の代理で臨席した大塚課長補佐より『「美容師養成の改善に関する当面の方針」に係る令和5年度以降の対応』等についての報告(主な内容は下記を参照)後、総会が開催され、提出された議案は全て承認・可決された。総会終了後、新役員により理事会が行われ理事長三役を決定。意見交換会にて、新理事長と副理事長が発表された。可決し発表された主な内容は以下のとおり。

    【新理事長・副理事長】

  • 理事長/谷本穎昭(再任)
  • 副理事長/田中志典(新任)
  • 副理事長/和田美義(新任)

    【厚生労働省健康・生活衛生局 生活衛生課 大塚課長補佐の挨拶】

  • 1.谷本穎昭理事長が参画する厚生労働省の検討会で『「美容師養成の改善に関する当面の方針」に係る令和5年度以降の対応』が昨年7月にまとめられた。その中で「まつ毛エクステンション」について、全国の美容師養成施設で必修科目の美容実習とし取り組んだうえ、実技試験への導入を検討することとなった。
  • 2.『「美容師養成の改善に関する当面の方針」に係る令和5年度以降の対応』では、美容師試験の実技試験課題「オールウェーブセッティング」について、美容に必要な基礎的技術の集約であり、授業の中で身に付ける技術であることを確認。実技試験課題としては、「理容師美容師試験研修センター」において、多様化するニーズに応えられるよう、「オールウェーブセッティング」の内容を見直すよう検討しているところ。
  • 3.6月18日(火)に『第1回理容師・美容師専門委員会』を開催し、谷本穎昭理事長も参画し、理容師・美容師に求められる役割や技術等が多様化するなか、理容師制度・美容師制度のあり方等の検討が開始された。

    【教科書・通信教育費の料金改定】

  • 令和8年度から「教科書価格」「通信教育費」の値上げを発表。「教科書価格」「通信教育費」は、令和5年度に料金が改定されたが、国際情勢や物価高騰、印刷費の値上げ、2024年度物流問題、少子化、センターの社屋修繕等の課題を抱えるなか、更なる値上げを決定した。これにより、令和8年度から、教科書価格は1.23倍、通信教育費は1.081~1.087倍の値上げとなる。

    【令和6年事業計画より】

  • 理容・美容教育の公共使命を達成するため事業の充実を図っていく。具体的には、通信教育のなかで、報告課題(レポート)のe-Learningによる添削指導を実施する他、教科書の適宜見直し、養成施設の教員資格認定研修会の実施と並行し、2025年から研修会の一部オンデマンド化に向け準備を進めていく。また、「まつ毛エクステンション」指導者養成研修会とフォローアップ研修会を実施し、即戦力養成事業として教員の技術講習会を実施する。

    【第16回全国理容美容学生技術大会】

  • 10月31日(木)、Asueアリーナ大阪(大阪府・大阪市)にて開催。