美容協同組合 日本ヘアデザイン協会（NHDK／横田敏一理事長）は、2019年3月5日（火）、（株）フジシン本社FASTA�U（東京都・新宿区）において、「2019年 NHDK 特別セミナー がん患者さんの「外見ケア」メイクアップ講習会」を開催した。NHDKは全世界に向けて日本のヘアモードを発信し、次代を担う優秀な若い人材の育成など、豊かな21世紀の美容界開拓を目指して活動している団体。ニューヘアモードの発表をメインに活動しているが、年2回のペースで特別セミナーを開催し、知識や教養部分もサポートしている。今回のセミナーは、2人に1人が羅患するというがんの治療のために使用する抗がん剤の副作用で外見に変化が表れ、お悩みを抱えているお客様に対して、外見上の変化を自然にカバーする方法を学ぶ内容。講師には、資生堂ライフクオリティービューティーセンターで、肌に深いお悩みを抱える方を「化粧のちから」で支える活動に取り組んでいるMakeup Caristの青木和香恵氏が招かれ、がん患者の外見ケアに対しての説明やデモンストレーション・実習を踏まえた講習を行った。実習では、肌色の悩み・黒ずみやくすみのカバー方法、脱毛してまばらになった眉の書き方を相モデル形式で行い、講師に質問をしながら熱心に取り組んでいる姿が多く見られた。閉会の挨拶で、横田敏一理事長は「美しさに年齢は関係ない。いろいろなお客様に対してアドバイスをしてさしあげることができるよう技術関係だけでなく、サロンの営業や個人の資質・教養にプラスになるような勉強会を今後も開催していく予定。是非参加してほしい」と語った。また、学芸文教委員会の五十嵐義昭委員長より、次回は2020年3月3日（火）に開催予定であることが発表された。

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