武市昌子杯実行委員会（荘司礼子実行委員長）は、2018年11月27日（火）、国際文化理容美容専門学校国分寺校（東京都・国分寺市）において、「第15回 武市昌子杯 振袖・留袖着付技術選手権」を開催した。同選手権は、主催者がモデルと衣装を用意し、選手は当日抽選にて決定したモデルに着付をするという、可能な限りサロンワークに近い条件下で行われるコンテスト。競技は「留袖着付」「振袖着付」の2部門で、計128名が技を競った。2004年から毎年開催され、15回目となる節目の今大会では、原点へたちかえり、第1回と同じ留袖と振袖の2部門で競った。表彰式の講評で荘司実行委員長は、「15回続く今大会ですが、毎年出場してくれる選手もあり、回を重ねるごとに技術が上がっていることを実感しています。また、振袖では、帯締めの選択や帯柄の見せ方など、デザインを考慮した着付が特徴的だった。コンテスト当日に初めて手にする着物で、いかに着付けていくかという技術評価に繋がっているのが特長の大会ですが、長く続けてこられたのは皆様のおかげです」と感謝の意を述べた。また、競技終了後は、「十二単お服上げ」が5体一斉に行われ、荘厳な世界観に包まれた。表彰式では、10回以上参加している4名の選手に特別表彰が行われた。各部門の入賞者は下記のとおり。

「第15回 武市昌子杯 振袖・留袖着付技術選手権」入賞者

留袖着付
優勝	山瀬万紀子
2位	松下知夏子
3位	田中今生子
敢闘賞	梅本あつ子、田中はつゑ、田原由紀
審査員賞	土田竹美、鶴岡淳子

振袖着付
優勝	石井あすか
2位	廿楽和代
3位	武田迪子
敢闘賞	森泉洋美、中里和香菜、村田彩音
審査員賞	大良葵、石井あすか

特別表彰
山宮博子、山口文子、菊池明実、山田美由紀

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