2017.11.30 掲載
「第14回 武市昌子杯 振袖・留袖・花嫁 着付技術選手権」が開催
武市昌子杯実行委員会(荘司礼子実行委員長)は、2017年11月28日(火)、セルリアンタワー東急ホテル(東京都・渋谷区)において、「第14回 武市昌子杯 振袖・留袖・花嫁 着付技術選手権」を開催した。同選手権は、主催者がモデルと衣装を用意し、選手は当日抽選にて決定したモデルに着付をするという、可能な限りサロンワークに近い条件下で行われるコンテスト。競技は「留袖着付」「振袖着付」「打掛花嫁」の3部門で、計132名が技を競った。2004年から毎年開催され、14回目となる今大会では、“選手のためのコンテスト”により重点をおき、競技スペースをホール中央に配した会場スタイルに変更。着物愛好者が集まることでも知られている当コンテストだけあり、観客は選手の手さばきをより近くで見ながら、その技術に目を奪われていた。表彰式の講評で荘司実行委員長は、選手とモデルに労いの言葉をかけるとともに、振袖着付部門においては、今の成人世代が好む“誰かと同じではない”着付スタイルであり、新しい感覚と伝承された技術が加わったよりよい作品になっていたと称えた。競技終了後は、「十二単お服上げ」が8体一斉に行われ、荘厳な世界観に包まれた。各部門の入賞者は下記のとおり。振袖着付部門に出場した山宮博子選手は、14年間当大会に出場し続けたことが称えられ特別賞を受賞した。
「第14回 武市昌子杯 振袖・留袖・花嫁 着付技術選手権」入賞者 | |
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留袖着付 |
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振袖着付 |
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打掛花嫁 |
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