滝川(株)より「平成29年 年頭所感」が届く
新年にあたり、滝川株式会社(瀧川睦子社長)より『平成29年 年頭所感』が届いた。ここに全文を紹介する。
平成29年 年頭所感
- 滝川株式会社
代表取締役社長 滝川睦子
「“家”から“サロン”へ」
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
平素は格別なお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
さて、昨年は国内、海外共に大きな変化の年になりました。国内では熊本地震をはじめとする多数の自然災害や事故、新都知事誕生やオリンピック問題、爆買い縮小の影響で企業の景気の後退。海外に目を向ければ米国の選挙、英国のEU離脱国民投票が実施され世界経済が大きく動いていますし、テロが頻繁に起き世界平和が脅かされており、これほど多くの変化や不安が蔓延した年も珍しいと思います。
一方で「モノからコトへ」と外国人観光客の消費が変化したように、生活者が体験型のメニューに価値観を見出すようになっていると感じます。それは、昨年に引き続き、全国で体験型のトータルビューティセミナーを開催する中でも感じることが出来ました。ヘアサロンにおけるヘア以外のメニュー導入が他店との差別化、客単価のアップ、来店サイクルの短縮化につながったという事例が多数出て来ております。売上のみならず新たなメニュー導入による成功体験の共有によりスタッフのモチベーションアップにも繋がり、ヘア売上げとの相乗効果が生まれているのです。
消費者の美への欲求は、家庭内でのケアへと近年は移行しておりますが、これをサロン消費にすべき様々なメニューをトータルビューティセミナーでは、提案しております。お客様の願望を叶える「プロだからできる」という技術のご提案を今後も続けて参りますのでぜひご参加いただけましたら幸いです。
トータルビューティで様々なメニューを導入されるサロン様に、もうひとつ発信させていただきたいのが、コンプライアンスの遵守です。お客様に商品やメニューをお勧めする際に気をつけなければならないのが薬機法や景表法などの法律です。ネット社会において、間違った表記を使用するとすぐに問題化しやすくなっておりますので、サロンの信用を守る上でも十分に知識を身につけて広告していただければ幸いです。
今年4月には、当社奨学金制度三期生が、皆様のご支援もあり理美容師として羽ばたいていきます。4年前に支援をスタートし、奨学生26名全員の夢を叶えることが出来ました。これからも、彼らがこの業界で活躍できるように引き続きご支援いただければ幸いです。
末筆になりましたが、本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。