「第9回 エステティック学術会議」で
美容ライト脱毛機器の安全性が語られる
公益財団法人 日本エステティック研究財団(関東裕美理事長)は、9月7日(月)、東京ビッグサイト(東京都・江東区)において、「第9回 エステティック学術会議」を開催した。この学術会議は、消費者の保護を念頭におきエステティックの健全な発展を話し合う場として毎年行われている。今回のテーマは『〜2020年・世界・日本・人〜未来につなぐエステティック3E構想』。基調講演では一般社団法人 日本エステティック協会の日野昭子理事から、エステティックにおける課題とエステティシャンの教育の必要性について語られた。続いて、医学博士である関東裕美理事長から『あってはならないエステティックの健康被害』と題して、「平成26年度 厚生労働科学研究費」の研究成果を中心に発表された。なかでも、エステティックの脱毛機器における、熱傷被害の報告を受け、皮膚のバリア機能への影響について検証した結果として、美容ライト脱毛後、皮膚の角層水分量は上昇し、TWL(皮膚の表面からの水分蒸発)は低下したことがわかった。この結果をうけ、関東理事長は、業界団体が推薦している自主基準に適合した美容ライト脱毛機器を使った場合は、皮膚の条件を損なうことなく、皮膚バリア機能も問題なく、脱毛ができると発表した。次いで、特別講演として厚生労働省から『エステティックとコンプライアンス』と題し、エステティックに関係深い法規について解説があった。最後に、エステティックの有識者たちによるパネルディスカッションが行われ、エステティックの将来像が語られた。